ネットカフェに浸る息子に怒り親が焼身自殺

更新時間 :2004年03月22日17:28 (北京時間) 文字 +-

ネットカフェに浸る息子に怒り、親が焼身自殺図る

安徽省巣湖市居巣区の裁判所はこのほど、インターネットカフェに入り浸る息子が原因で焼身自殺を図った父親に対し、近隣に危険を及ぼしたとして懲役3年、執行猶予3年の判決を下した。

巣湖市の西の郊外にある工場の宿舎に住む父親は、インターネットカフェに夢中になった息子を止めようと何度も試みていたが、息子は聞く耳を持たなかった。2003年11月20日午後、酒を飲んだ父親が再び息子をしかりつけたところ、息子は父に向かって殴りかかってきた。逆上した父親は、部屋の真中に家にあった衣類を積み上げ、火をつけて焼身自殺を図ろうとした。 火勢は一気に激しくなり、宿舎の建物の電気設備に燃え移り、多くの居住世帯が停電した。幸いにも消防隊員が大火を消し止めたため、これ以上の損失はまぬがれた。

裁判所の審理では、父親の行為は公共の安全に害をもたらすもので、深刻な結果にはいたっていないが、放火罪に当たると判断した。

父親が素直に罪を認め、後悔していることを考慮して、裁判所はこのような判決を下した。(編集ZX)

「人民網日本語版」2004年3月22日


© Rakuten Group, Inc.